(広島市安佐南区西原5で)
5月のG7サミットで厳戒態勢がとられた広島市は、落ち着きを取り戻していた。JR広島駅から可部線で北へ5駅7kmの下祗園で下車。東に徒歩5分ばかりにあるイズミの店舗が「ゆめテラス祇園」と名を変え6月1日、食品館が先行オープンした。
デリカや生鮮を強化した750坪の食品館は2階にあり、写真の鮮魚売場には、中の島も設けた。社員が中に入って、お客さんへ売り込み、調理の注文を受ける。
◇…開店後の囲み取材で、山西泰明社長は「この店舗の一番の特徴は、地域とのつながりが原点の盆踊りをしていることだ。ずっと続けていたが、コロナ禍でできなかった」と話した。毎年、8月第1週の土日に開催される盆踊りは2階に通じる駐車場で行われる。ただ、資材調達の関係などで工事が間に合わず、残念ながら今年は行われず、来年の開催となった。
◇…「柱の間隔を20mと広く取り、開放的な空間の新業態店で、デリカを中心に即食ゾーン拡大、近くから来られるお客様を中心に、若い人から年配の方までを対象にしている。リアル店舗の強みは生鮮だ」と言うのは魚本和正店長だ。名は体を表すではないが、鮮魚部門の出身で、バイヤー経験も豊富だ。
◇…「青果と鮮魚に力を入れる。特に鮮魚は相場高に加え、需要減で苦戦している。このため、社員が『市場仕入れをやる』ことを復活させた。自分の目で商品を見て、相場を知ることが大事だ」。
◇…「ただ、働き方改革もあり、朝5時に市場に行くと昼の2時には帰宅しないといけない。市場に行った者は早く帰るようにお願いした。この店舗クラスなら鮮魚は社員2人だが、青果とともに4人体制とした。生鮮が強いスーパーは強いを実践したい」と結んだ。
商品絞り込み、メリハリを重視。多様な価値観に寄り添う店に
マルエツ 川口樹モールプラザ店
大手各社の今春入社者数、いずれも前年を下回る
ハイマート
SM、食品製造業、地域食材を使った卸販売・通販などでニーズを深掘り
H2Oリテイリング
「食」のPB刷新、「阪急プレミアム」発売
ファミリーマート
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楽天
西友株式をKKRに売却、KKRの持株比率は85%に
東武ストア
京樽の冷凍鮨自販機を晴海三丁目店に設置
アークスグループ
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サミット
「サミット電子マネー」の導入開始、サミットアプリでも
AJS
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昭和産業
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三菱食品
人流回復し、業務用、コンビニが復調で増収増益
日本アクセス
28社が参加して「乾麺ブランプリ」を開催
日清製粉ウェルナ
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味の素AGF、中元ギフト戦略(下)
贅沢な珈琲店や調味料ギフト投入。環境配慮への対応強化
京都で栽培されてきた栄養成分たっぷりの葉野菜
― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫
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