―U.S.M.H本部で説明会開催し、賛同者を募集―
JRや阪急で大阪の中心部まで快速で12分と早くからベッドタウンとして開けた人口28.5万人の大阪府茨木市。JR茨木駅の線路沿いに2001年に開業したイオンモール茨木の核店舗、イオンスタイル茨木の1階食品売場が6月15日にリニューアルされ、1.3倍に拡大した冷凍食品売場には、美食の国・フランスの「プティピカール茨木店」がオープンした。
クロワッサンやマカロンといった人気メニューのほか、サーモンのブーシェ、チーズがたっぷりのピザなど、2尺リーチインケース7扉分のスペースに90品目が揃った。表紙写真で分かるように、パッケージは日本と比べて地味だが、色彩センスはさすが。
U.S.M.H(本社東京都千代田区、藤田元宏社長)とプランテックス(東京都中央区、山田耕資社長)は、昨年6月自社の植物工場「THE TERAABASE(テラベース)土浦」を開設。同時にエシカルに配慮した「Green Growers(グリーングロワーズ)」ブランドを立ち上げ、その第1号としてレタスの生産・販売を開始。1年を経過し、安定的に稼働し消費者からの支持も高まっていることから、このほど、コンソーシアムを設立して広く賛同者を募り、持続的な都市環境野菜のサプライチェーンネットワーク構築を目指すことにした。
現在、テラベースではレタスを毎日、4,000~4,500株生産し、約200店に配送。プランテックスは密閉型人工光式植物栽培装置により工場で植物を栽培するノウハウを有する。「川崎市に小型の施設を5台設置して、様々な環境パラメーターの最適な組み合わせを研究することでほうれん草、白菜、トマト、イチゴ、薬用植物などの栽培を実現している。この先端研究所で開発した栽培法を植物工場で量産する仕組み」(山田耕資プランテックス社長)。6月からはテラベースでレタスに加え、業務用にルッコラ、バジルの生産を開始している。
U.S.M.Hでは、「テラベースは管理された閉鎖空間で栽培するため、害虫などのリスクは極めて低く、無農薬で栽培される効率的な生産手段で産業用水抑制に貢献している。都市近郊で栽培して店頭に配送しているので、全国から卸市場経由でくる野菜と比較すると配送時のCO2排出抑制が期待できる。レタスはβカロチンが通常の10倍と栄養価が高く、新鮮で味が良い。店では相場に関係なく一定の価格で販売しているがロスなく売れている」(満行光史郎U.S.M.Hプログラムマネジャー・カスミ常務取締役機能戦略担当)と手ごたえを話している。
U.S.M.Hでは「研究、調達、生産、流通、販売という食のサプライチェーンのいずれかの段階において、自社アセットを用いてコンソーシアムの価値向上に貢献できること」を条件に参加社を募集。2030年までに5工場の建設を目標に、来年にも工場建設に着手する予定。
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