オリジナルサイネージ作成し、NBのコラボ販促展開
福岡空港からバスで40分ほど山道を走り、比較的広々とした山間地にトライアルの「リモートワークタウンムスブ宮若」はある。所在する宮若市は石炭と温泉で栄えた町だが、石炭産業は今では昔の話。
この地にリテイルDXの拠点を置いた経緯を野田大輔トライアルホールディングス執行役員カンパニーコミュニケーション部広報室室長は、「トライアルの本社は福岡市にあり、宮若市内に建てた研修所に行き来している中で、廃校があることに気がついた。当時、リテイルDXを進める拠点を探していて、この廃校を活用できないか、宮若市に相談したら、是非一緒にやりましょうとなって共同で進めることになった」と話している。
その後、とんとん拍子に話が進み、最初の旧吉川小学校の校舎をAI開発センター、体育館を農園レストランの「グロッサリア」、運動場をTRIAL GO脇田店にリノベーション、旧宮田西中学校をAIデバイス開発センター、旧笠松小学校をスマートストアのメディアコンテンツ作成施設に改装。また、市内には直営の温泉旅館も造って宿泊施設も整えている。
トライアルホールディングスは全国に284店展開し、年商5,975億円(22年6月期)の規模を誇る。祖業は中古家電リサイクル、オーディオ・ビジュアルなどで、オーディオの頃、NECの助言でソフトウェア開発会社を作ってPOS販売などを手掛けている。トライアル1号店の開業は1992年だからスーパーでは後発組。しかし、ITに関しては祖業のころから係わっていて、それがリテイルIT分野で先陣を切っている背景になっている。
同社では小売のEDLPとリテールテックのループを回すことによって、流通のムダ、ムラ、ムリを削減して流通革命を実現しようとしている。
毎月1回、1週間、メーカー、卸が集まってITを軸に商品開発や販促手法などを研究する「宮若ウィーク」には150名ほどが集まり盛況だ。デジタル化の波が同社を後押ししているようだ。(宮若ウィークの活動は別項に掲載)
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