~ 14年ぶりに大阪・松原市に帰って来たダイエー ~
(大阪府松原市新堂の「イオンフードスタイル松原店」で)
「まるで市場のような対面鮮魚売場」「作業風景が見えます」「冷凍食品をリーチインケースで販売」――その時々のキャッチフレーズで、スーパーは売場の時流を先取りしてきた。「流通革命」の旗手だったダイエーが打ち出したのは、「冷凍dai革命」だ。「フルーツ盛り合わせ」「焼き魚」「さつま姫牛 希少部位」「魚屋の寿司」「特厚ロースカツ弁当」「アップルパイ」など130品目が揃った。
大阪市南東部の松原市で9月21日イオンタウン松原」の核店舗としてオープンした「イオンフードスタイル松原店」の冷凍革命をリポートする。
◇…バックヤードに設置した大型冷蔵庫ほどの最新の特殊冷凍機(デイブレイク社製)で、野菜、果物、刺身などの商材を急速冷凍し、生鮮、デリカ、ベーカリーの各売場で販売するもので、対象は約130品目ある。
◇…半年前から大阪市内の住之江店で実験を重ねてきたもので、この「冷凍機」の実物を見ることはできなかったが、2台が稼働しているという。冷凍に適したもの、そうでないものなど、課題は多いが、個食・小食サイズなど、ニーズに応じた「ちょうどいい」商品を提供する。
◇…せっかく急速冷凍商品を買い求めても、何でも「レンジでチン」で解凍できると思い込んでいる人が多い。「上手な解凍方法」など、売場にチラシも用意されているが、読むとなかなか面倒。これが今後の課題だ。
◇…南河内に属する松原市。「何をさらす」とか「けつかる」など、語感の荒さだけが残って、裏に秘める人情の熱さが他に伝わらず、じくじたる思いの人も多いと聞く。「判官びいき」の熱い土地柄でもある。「冷たいもの」で勝負を掛ける「daiei」の革命に注目したい。*新店レポート、交差点にも関連記事
「冷凍dai革命」。特殊冷凍技術使った店内加工の冷凍商品は130品目
イオンフードスタイル 松原店
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