普通のHCではなく28万アイテムが揃った「大人のテーマパーク」
(大阪府松原市新堂4の「イオンタウン松原」で)
10数年前、ホームセンター(HC)を中心に取材を続けていた時期があった。アメリカや中国のHCを見て、日本の売場には「広さと色彩感が不足している」などと思ったことも。ジョイフル本田やビバホームと合併し、新たにアークランズになったアークランドサカモトにも足を延ばしたが、一番驚いたのは宮崎県が発祥で、九州に11店舗出店している「ハンズマン」だった。
「圧倒的な品揃えと接客、売場にいるだけで、何だか楽しくなる」――そんな仕掛けがあったからだが、ついに本州上陸、関西にやって来た。大阪府南東部の松原市にオープンした「イオンタウン松原」の核店舗として、10月12日グランドオープンした。
◇…天井まで突き抜けた空間にヤシの木が植えられ、色とりどりの草花が周りを囲む異体験に圧倒される。大型カートを押すお客はイライラするどころか、表情が晴れやかになっている。2階のデッキから向けたスマホ越しでも、それが分かる。店舗の狙う「大人のテーマパーク」とは、このことなのか。
◇…隣の本館に向かうと、そこは工具の山だった。元々、電動工具は置き忘れなどを防止するためか、カラフルな外見が多いが、これが山ほど集まると、これまた異空間になる。店舗全体では28万のアイテム数になるという。普通のHCの3倍はある。これらの商品が圧倒的な迫力で迫って来るから、買う気がそそられる。
◇…プロ向けの建材館、植物・園芸用品の外売場、1FにDIYやガーデニング関連、2Fには家庭用品やインテリア、レジャー用品を取り揃えた本館の合計面積は約6,000坪。「この中の7割の商品はほとんど売れない。だから見付けた時の感動がある」とハンズマン。先ずは、のぞいて見るしかない。*巻末の「交差点」にも、関連記事を掲載
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