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No.1247-2023/12/04

無印良品の店舗に、全国初の市立図書館オープン

~買い物のついでに気軽に読書を楽しめる~

(岐阜県可児市「無印良品 ヨシヅヤ可児」で)


No.1247号

  「ふらっと立ち寄って、手にした本。コーヒーを飲みながら読んだり、親子で絵本を探したり」――買い物のついでに本を借り、読書の後にショッピングを楽しめる、市立図書館と店舗が一体化した全国初の施設が、岐阜県可児市にオープンした。
  名古屋中心部から北東に名鉄犬山線と広見線を乗り継いで、約1時間。駅から1kmあまり離れた「可児ショッピングプラザ パティオ」の1階に11月23日、「無印良品 ヨシヅヤ可児」がオープンし、店内に可児市立図書館の分館が開設された。
  ヨシヅヤのテナント部分に出店した無印良品は約900坪で、岐阜県最大規模。そこに約200坪の図書館が加わる、広く開放的に感じる空間だ。


多少の「おしゃべり」OKの図書館


◇…空きテナント部分が埋まり、駐車場スペースが足りない図書館本館の悩みも解決した今回の出店。「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指し、全国展開する中で地元商業者や行政と連携して、地域の課題解決や活性化の手助けを目指す良品計画の事業が具現化したものだ。


◇…「カニミライブ図書館」と名付けられた図書館の書架は木製で、様々な高さにセンス良く収まっている。スタート時の蔵書数は2万冊。まだまだ余裕があるので、4万冊まで増やすことができる。本の配列は一般の図書館が日本十進分類法を採用しているのに対し、「心と身体の声を聴く」「こどもといっしょに育つ」など、本との出合いをテーマにした7分類を選んだ。


◇…年中無休の図書館と県下最大のアイテムを取り揃えた「無印良品 ヨシヅヤ可児」。食品スーパーも隣接するので、子どもが絵本を読んでいる間に、買い物を済ますこともできる。多少の「おしゃべり」もOKという新タイプの図書館だ。*巻末の「交差点」にも、関連記事を掲載*巻末の「交差点」にも、関連記事を掲載


今週の目次




SJW新店レポート

1フロア300坪のオーソドックスな都市型スーパーマーケット
 ヨークフーズ 保谷店
都内初出店の5号店。過去最大の2,200品目を品揃え
 イオンスタイル品川シーサイド @FROZEN


チェーンストア・コンビニの10月度販売概況

気温下がらず秋冬商材が苦戦も客数増
単価アップで好調に推移


今週の業界トピックス

バローHD
 SM事業、ディスティネーションストア化が進み、上期増収増益を達成
ヤオコー
 PBに健康ライン「Yes!YAOKOハピネス」を追加
ファミリーマート
 「ファミマ・ザ・シリーズ」からリニューアルパスタ2品発売


メーカー&ベンダー トピックス

昭和産業
 クリスマス向けパウンドケーキのレシピ動画を岩渕選手が紹介
味の素AGF
 ブレンディ ポーション濃縮シリーズ、秋冬にカフェモカフレーバー
国分グループ本社
 ヘルスケア導入支援アプリを運営するSOULA社と業務提携
三井食品
 フィンランド産チョコ・ファッツェルブランドから3品が新発売
マルハニチロ
 横浜あんかけラーメン・五目あんかけ焼そば発売25周年キャンペーン
雪印メグミルク
 チルドデザートNo.1『CREAM SWEETS』ご愛顧キャンペーン


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・146

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


今週の大店立地法公示速報


交差点

本との出合いは「一期一会」です



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