(名古屋市南区の「平和堂名古屋元塩店」)
DIY関連用品やプロ仕様の資材を主に扱うホームセンター(HC)と食品スーパーが隣同士で営業。そんなに珍しいものではないが、11月24日に名古屋市南部でオープンした「平和堂名古屋元塩店」は、平日の集客がもっと欲しい中型のHCと、新たな出店立地を求めるSM側のニーズがピッタリと合ったケースのような気がする。
平和堂はバッティングする生活雑貨を減らし、その分は食品に特化、青果と惣菜に注力する「ジャストなお店」を目指す。「野菜を良く買ってもらえる店舗は『マイストア化』するので、デリカと合わせて差別化を図りたい」(羽田野文博・東海営業部長)。
◇…平和堂のオープン当日、最寄りの笠寺駅から乗ったタクシーの運転手が、お客の声を代弁してくれた。「カーマは元々、名古屋だけど、ここはDCMになって、客足を落としていたね。最近は、安売り店ばかり増えてたんで、お客さんは平和堂大歓迎ですよ。きっちりした会社だし」。送り迎えも増え、職業的な勘で「はやるんじゃないかな」。最後は、来年にかけるドラゴンズの話で終わった。
◇…店舗説明会に出席した平松正嗣社長は「2006年頃に、平和堂が東海地区に進出した当初は、200億円でスタートしたが、現在は400億円を超え、500億円も見えてきた」と語る。政治とは大違いの「現金キャッシュバックあり」で人気のHOPカードの普及にも力を入れる。
◇…HCとスーパーのコラボと言えば、10月に大阪府松原市でオープンしたイオンタウン松原の大型HC「ハンズマン」と「イオンフードスタイル(ダイエーが運営)」が話題になった。来年も、食品スーパーは様々な形で異業種との店舗連携を進めていくことだろう。*P06~09でも「新店レポート」を掲載
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