「世界のアキダイになったね」と常連客
(東京都練馬区関町北の「アキダイ関町本店」で)
「ああ、あの人」と誰でも知っているスーパーの経営者に、SMTSが開催されている最中に会いに行った。西武新宿線の武蔵関駅から南東に5分ばかり、下町風情を予想していたが、割りと閑静な住宅街の一角に「アキダイ関町本店」はあった。
「ハイハイ、大阪の方からね」と、ややハスキーな声で気安く迎えてくれたのは、秋葉弘道社長だった。特にテレビは年間何百回も取材を受けるので、全国的に名前と顔が知られ“スーパーの顔”になっている人だ。
この日は、外国メディアの取材もあった。ロイター通信の2人が秋葉社長に密着している。「日本の消費景気は…」という質問に、「株が上がっても、政治家の人が言うように景気は良くないですよ。みんな、1円でも安いものを求めている。ウチもチラシを削って、何とかギリギリの値段で提供しています」と分かりやすく、よどみなく答える。
◇…青果業から身を起こし、市場の仕入れから、商品を手に、「きょうは、ブロッコリーが安いですよ」と店頭販売までこなす秋葉社長。青果物を中心に、肉や魚も扱うが、100坪ほどの広さで7億円を売るのは立派。
◇…電話に出ながら、従業員が差し出す商品リストに目を通し、休むことがない秋葉社長。「自分一代でも終わるわけでもないし、従業員の将来のことも考えて昨年、ロピアグループ入りを決めました。青果などは向こうから研修にも来てますよ」。
◇…何でもすぐ取材に応じてくれるので、コメントをもとめる取材が殺到し、メディアからは「困ったときのアキダイさん」的な存在になった。「業界代表」でもない秋葉社長だけが目だち、スーパーの現状を語ることは…。続きは、巻末のコラム「交差点」でどうぞ。
フーズパーク業態で初の新店。各売場で名物商品を売り込む
ベイシアフーズパーク 阿見店
セブン&アイHD
初の共通セントラルキッチン「Peace Deli千葉キッチン」
PPIH
国内DS、GMS事業好調、通期予想を上方修正
UAゼンセン加盟単組
イオンリテールなど昨年より1週間早く満額妥結
ケンコーマヨネーズ 宮城県産「元茎わかめ」など、24年春夏新商品を展開
4月から業界初の「冷媒ガス漏れ10年保証」開始
「冷凍食品」という、広大な開拓可能性
高単価から売上堅調も単価上昇はピークを越えたとの見方も
年始の帰省や旅行が客数増に寄与
カリスマ創業者の経営バトンタッチは紆余曲折が付きまとう
― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫
秋葉社長に続く人はいない?
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