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No.1260-2024/03/11

セブン&アイのグループ力結集した次世代コンビニ「SIPストア」オープン

―直営のセブン‐イレブン松戸常盤平駅前店を増床―


No.1260号

ラボストアとして成果を水平展開へ


  「SIPストア」は、セブン-イレブン・ジャパン(SEJ)とイトーヨーカ堂(IY)が2022年8月にグループシナジーを最大化しようと発足した「SEJ・IY・パートナーシップ(SIP)」の取り組みから生まれた店舗。コンビニとSMの中間100~150坪の規模を想定し「コンビニとスーパーの強みを融合させた新型店舗」が当初のコンセプト。


  2月29日(木)にSIPストアとして開店したセブン-イレブン松戸常盤平駅前店(千葉県松戸市常盤平1‐20‐1)は売場面積88坪(約290㎡)で、直営店舗を増床したもの。この店舗スタイルをそのまま多店舗展開するのではなく、「あくまでテスト店として得られた新たな商品、売り方を既存店に水平展開していく」(山口圭介セブン-イレブン・ジャパン執行役員ラボストア企画部長)とし、異なったタイプの商圏でのテスト店の開設は未定。


  SIPストアの扱い商品は約5,300SKUで通常店より2,000SKU多い。ピースデリ流山キッチンからの精肉・鮮魚のパック商品、SM仕様のセブンプレミアム、「EASE UP」などのIY商品、ロフト、アカチャンホンポなどグループ企業の商品が多い。食品NBも拡充させている。


  セブン-イレブン永松文彦社長はSIPストアの目的について、「セブンイレブンがこれまでに培ったノウハウに加えて、イトーヨーカ堂を始めとしたグループのノウハウを活かして、コロナ後大きく変わった商圏のニーズに合わせてどういう店舗の在り方が将来に向けて良いのか、をテストする店舗にしていきたい」と話している。 (次号に店舗レポート掲載予定) 


今週の目次




SJW新店・改装店レポート

店内製造のデリカと生鮮強化してさらに高効率化目指す
 東急ストア 二子玉川ライズ店
創業358年の伝統を継承しながら、時代に合わせた新しいスーパーを
 フレッシュバザール 枚方藤阪駅前店


今週の業界トピックス

イオン
 トップバリュ50周年、24年度売上高1兆1,000億円を目指す
ファミリーマート
 24年度、新日常に対応、ワンストップで完結する品揃えの実現
賃上げ妥結速報
 UAゼンセン各単組での妥結状況


メーカー トピックス

大塚製薬 徳島美馬工場、徳島工場などに太陽光発電設備を設置


今週の開店情報


企業動向

味の素AGF、マイボトル専用パウダー新発売
 手間、品質、バラエティの少なさなど課題を解消。SNS映えも意識
ニップン、冷凍パスタ「オーマイプレミアム」さらに強化
 春夏冷凍食品、新商品5品、リニューアル6品発売


この食材 きほんの基本(48)|にら

自らも栄養価が高い上に補い合っている「レバにら炒め」


今週の大店立地法公示速報



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