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No.1271-2024/06/03

開幕まで1年を切った「大阪・関西万博」

ほぼ、つながった木組みの「リング」を前に

(対岸の「さきしまCOSUMO TOWER」から撮影)


No.1271号

  あれや、これやとマイナスイメージばかり先行して「一体、現状はどうなんだろう」と確かめる間もないうちに開幕まで1年を切った「大阪・関西万博」。会場の様子を初めて対岸にある大阪府庁咲州(さきしま)庁舎に併設された55階の展望台から撮影した。
  中小の船舶が行き交う先に、世界最大級の木造建造物が「丸い輪」を描く。周辺には各国のパビリオンが建設されるはずだが、まだその姿はない。来年で55周年を迎える1970年の万博の時は、太陽の塔を中心に「月の石」が話題の中心となった。それから半世紀余を経て開催される来年の万博は「コロナ禍」もあって、盛り上がりを見せないまま、本番まで1年を切った。


持ちたい、自分なりの「万博観」


◇…流通関係者にとって万博会場の陸側に位置する咲州は展示会が開催される「インテックス大阪」があるので、年に何回かは足を運ぶおなじみの場所だ。首都圏だと「東京ビッグサイト」と同じような位置関係だ。


◇…改めて調べてみると、今回の万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」で、サブテーマは「いのちを救う、いのちに力を与える、いのちをつなぐ」だ。2025年4月13日から10月13日までの184日間の開催だが、複数の場所で戦争が続く中では、盛り上がりを欠く。


◇…時計の針を55年前に戻すと、世の中に顔を出したばかりのスーパーは、セルフサービスを旗印に未曽有の成長を遂げた。今回の万博では、前回の万博の「人類の進歩と調和」をしのぐ気概が欲しいところだ。


◇…ガラス越しに見える「リング」。国家的事業だが、批判続出の万博。来阪した際にでも1,000円の展望料金を払って見れば、自分の意見が出てきます。ぜひ! *巻末の「交差点」にも関連記事


今週の目次




SJW新店レポート

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流通羅針盤

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SJレポート |SM企業の新卒社員採用状況

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今週の業界トピックス

ヤオコー
 24年3月期、群を抜く、安定感のある業績が更に積み重なる
サミット
 既存店前年売上比7.1%増が寄与し、増収増益で着地
バローHD
 前期増収増益。新中計はSMを中心に置き、諸施策を推進する
カスミ
 紙からデジタルへの販促切り替えで客数減り、減収減益
ファミリーマート
 盛夏に向け、冷し麺強化、「さっぽろ純連」「麺屋こころ」投入
マックスバリュ東海
 新規7店舗「ちゃんとごはん」などの取り組み実り、最高益


メーカー トピックス

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 コーヒー抽出後の粉をハナビラタケの栽培に使用。新たな効果発見
大塚製薬
 ポカリスエットとともに、暑熱順化を楽しく実践できるARリリース
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チェーンストア・コンビニの4月度販売概況

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週末が1回少ないが行楽需要増でSC、CVSもプラス


今週の大店立地法公示速報


交差点

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