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No.1274-2024/06/24

イオン総菜事業新戦略

SPA型でシェフ・クオリティの総菜を開発・製造


No.1274号

次世代惣菜PC第1弾を本格稼働


  イオンは6月6日、シェフ・クオリティの総菜をSPA形式で開発・製造する総菜事業新戦略について発表。商品開発から販売まで一気通貫でデザインするSPA形式で、食の専門家チームが開発した商品を、プロ料理人の製造技術で生産する、新コンセプトの総菜プロセスセンター(千葉県船橋市)を同日より本格稼働させた。


  2023年の惣菜市場は過去最大となる10兆9,827億円の規模となり、コロナ禍を経て堅調に推移。その中で中食に対するニーズは従来の「食卓にプラス1品」「家庭メニューのサポート」だったものが、「レストランメニューを家庭でも気軽に」、「食卓の主役」などの需要が拡大。家庭料理の代替品ではなく、中食、外食を含めた幅広い品揃えのニーズに応えるべく、イオンでは新コンセプトのプロセスセンター「Craft Delica Funabashi(クラフトデリカ船橋)」を次世代型惣菜PCの第1弾として本格稼働させた。


  同PCのコンセプトは「まいにち、シェフ・クオリティ」。2021年からイオン、イオンリテール、イオンフードサプライの3社によって進行されてきたグループ横断プロジェクトで、プロの料理人と製造・販売のプロによる開発体制、最新エンジニアリングにより、本格レストランで提供される品質を実現しながら効率的に商品を製造していく。


  コンセプトを具現化するための施策は「商品開発」「製造」「販売」の3つで、「商品開発」においてはMD・料理・製造のプロチームを結成し、シェフ品質の美味しさを追求。「製造」ではシェフの調理工程を生産ラインで再現する製法・製造機器を採用したセンター設計。「販売」では高品質と店舗作業の効率化を両立する商品特性に応じたセンター加工度の最適設計、を行っていく。(詳細は業界トピックスにて掲載)


今週の目次




SJW新店レポート

 学生・単身者の食卓を応援、ファミリー世帯の買い物にも便利な小型店
  ライフ 松ヶ崎店


SJレポート

生鮮、冷食を併せた総合センターで加盟店をサポート
 全日食甲信越センター リードタイム延ばし物流問題にも対処
冷凍食品のセンター供給に大きなメリット感じる
 南魚沼で4店舗展開するはりまや安達辰也社長(談)


今週の業界トピックス

イオン
 新総菜PC稼働、シェフ・クオリティの総菜を開発・製造
農林水産省
 ロピアの食品不適正表示の再発防止を指示
JCA
 尾﨑英雄会長(フジ代表取締役会長) 記者会見での挨拶から(続)
イオン
 暮らしをサポート、イオントップバリュ52品目増量企画


メーカー トピックス

マルハニチロ
 26年2月にTAKANAWA GATEWAY CITYへ本社移転
大塚製薬
 子会社韓国大塚製薬にてSOYJOY販売開始


開店情報


SJ決算レポート CVS篇 2024年2月期決算

人流回復し、全店売上3.9%増、既存店は4.1%増
客数、客単価、共に伸びる。31都府県で店舗数減少


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・158

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

東京家政大学/東洋水産 [カラダほころぶ豆乳と酒粕のスープ]
同大が進める産学連携事業で学生が商品開発に参加


今週の大店立地法公示速報


交差点

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