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No.1282-2024/08/26

「GLP ALFALINK茨木 1・2」が完成、地域に開かれた物流センターとしてもスタート

(大阪府茨木市東野々宮町で)


No.1282号

  全国規模で物流センターを開発・運営する日本GLPは、関東の相模原、流山に続いて大阪府茨木市郊外でも超大型の先進的な物流拠点「ALFALINK(アルファリンク)茨木」を開設した。先行の1・2が完成し、残る3も来年7月に竣工する予定で、このほど報道陣向けに内覧会が開催された。
  物流が「効率化」や「最適化」にとどまる時代は終わり、今までにない価値や事業を作り出す、文字通りプラスαするという意味合いを込めて名付けられた「ALFALINK」。
  常温から冷蔵、冷凍まですべての温度帯に対応し、延べ床面積は32万㎡もある巨大施設だが、水害時の避難所になり、カフェテリアは地域住民にも開放される。これまでの物流センターとの違いを日本GLPの帖佐(ちょうさ)義之社長は熱く語った。


閉鎖的な施設を開放的に変える


◇…「ALFALINKは、+αをつなげる『付加価値の連鎖』のことで、オープンハブ、つまり開かれた拠点というところに意味がある。これまで、物流センターの開発というと、子どもの通学路が危ないとか、トラックの騒音を理由に、地域や行政ではあまりいい顔をされなかった」


◇…「どうしてそんなに嫌われるのだろうと思っていたが、物流施設が閉鎖的であるところに大きな要因があった。完全にバックヤード、裏方の仕事だったからだ。あって当たり前、有難味も何も感じない。物流業界もそれに甘んじてきた」


◇…「セキュリティとか安全性の問題はあるが、閉鎖的な物流施設を開放的なものに変えていかないといけない。物流に携わる会社はお互いライバルだが、共同配送という手もある。負のスパイラルを脱却し、閉鎖性を可視化することによって、道は開ける」。*続きは、巻末のコラム「交差点」をご覧ください


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