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No.1283-2024/09/02

南海トラフの地震臨時情報で高まった防災意識

平和堂、もしもの備え「防災フェア」を開催

(滋賀県甲賀市水口町の「アル・プラザ水口で」)


No.1283号

  南海トラフの地震臨時情報が出された8月のお盆以降、これまでどちらかというと他人事だった「防災関連のニュース」が、より身近なものになった。そんな夏休み最後の日曜日の8月25日、滋賀県甲賀市水口町(こうかし・みなくちちょう)にある平和堂の「アル・プラザ水口」では、もしもの備え「防災フェア」が開催された。
  今回のイベントは、「万が一に備えたいが、何を準備すればいいか分からない」「自分に必要なものが不足している」といったお客の声をもとにした従業員の提案がきっかけとなり、取引先の協力で実現した。


「非常用携帯トイレ」実演に歓声


◇…会場になった1階の「太陽の広場」では、耐震ポール、乾電池、カセットボンベなどで有名なアイリスオーヤマ、パナソニック、岩谷産業に加え、和歌山県海南市から非常用携帯トイレを用意したサンコーの4社のブースが設けられた。メーカーの担当者に「使い方や用途」を聞いていた参加者は、実際に開封して使う機会がほとんどない「非常用トイレ」に凝固剤を入れて試す実演では「ホーッ」という歓声が上がった。


◇…会場内では、防災クイズラリーも催された。9月1日は「防災の日」、巨大地震に備える非常食は最低でも「3日分」、非常用持ち出し袋はどこに置くのがいいか「玄関など、すぐに持ち出せる場所」、テレビで緊急地震速報が出た、まずどうする?「テーブルの下など、安全な場所に移動」、自然災害の対策として、普段から確認しておくべきものは「ハザードマップ」――という5問だった。


◇…「 」内に正解を記したので、「何だ、簡単な」と思いがちだが、とっさには回答できない問いもある。改めて防災関連の知識を、しっかりと身に付けておきたいものだ。*巻末のコラム「交差点」にも関連記事を掲載


今週の目次




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