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No.1286-2024/09/30

ローソン、未来のコンビニ「Real×Tech Convenience」始動

No.1286号

3社共同で未来のコンビニ実現へ


  来春移転するKDDI本社に1号店オープン。AIサイネージ、品出し・店内清掃・商品配送ロボット、リモート接客などを実証実験する。


  ローソンと三菱商事、新たにコンビニ経営に参画したKDDIの3社は9月18日、リアル店舗と通信・デジタル技術を掛け合わせたローソンの「未来のコンビニ」実現に向けた取組みを発表した。


  現代社会において、コンビニは食品や日用品を安定供給できる社会インフラとして、なくてはならない存在になっている。三菱商事はローソンに出資以降20年超に渡り原料調達や製造・物流などサプライチェーンの分野に加え、海外での幅広い事業ネットワークを活用し、ローソンを支援してきた。


  今後は大きく変化する事業環境に対応すべく、通信関連事業を基盤とした顧客接点と、デジタルを強みに様々なサービスを有するKDDIとの連携を深め、三菱商事、KDDIの2社共同体制でローソンの更なる変革を進めていく。具体的には、2社が有する事業基盤やAI・DX技術を活用することで「Real×Tech Convenience」の拡大を推進するとともに、自治体と連携して店と地域が抱える社会課題を解決していくコンビニに変革し、「マチのほっとステーション」としての役割をさらに深化していくことを目指す。


  3社は地域の課題解決に向けて、自治体との連携を強化し、平時から防災等に関する協力体制を構築していく。お客との接点強化のために「Pontaパス」やpovoなどを導入し、Ponta経済圏の拡大・活性化を進める。


  ローソンはKDDIが来春本社を移転する東京・高輪の「TAKANAWA GATEWAY CITY」に、リテールテックの実験ラボと位置付けた2店舗を開設する。新店舗には、スマホレジや、属性に合せたレコメンドを行うAIサイネージを導入する。他にも、ロボットを活用した品出し・清掃などにより店舗業務を最適化するほか、専門スタッフによるリモート接客ブースを設け、通信や電気などのインフラに関する相談を受け付ける。将来的には、リモート接客へのAI活用も視野に入れている。


今週の目次




SJW トップインタビュー

会議、商品など集中度上がり「数の読める」組織に
 全日本食品株式会社 代表取締役社長 平野 実 氏


流通羅針盤

25年おせち市場、大人数用需要増。WEB予約比率高まる


今週の業界トピックス

イオンリテール
 介護やシニアケアに携わるケアラーに役立つ事業を常設展開
ローソン
 “とろサク”“じゅわサク”食感のメロンパン2品発売
イオントップバリュ
 今秋2つのテーマを軸に商品開発を強化
島田研究室
 戦略提案・インフレ不況下のチェーン経営


メーカー トピックス

昭和産業グループ
 東京家政大学と産学連携で卵レシピを開発
大塚製薬
 米国発・栄養モニタリングサービス「Vivoo」を日本展開
味の素AGF
 プラスチック削減に向けて昭島市と連携協定を締結


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・164

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


SJW新店レポート

北エリアの新たな旗艦店オープン。ミドルシニア層に特化
 ヤオコー 久喜吉羽店


企業動向

ニップン、美味しさを前面に押し出して商品開発 (上)
秋冬家庭用新商品発売、「もちっとおいしいスパゲッティ」さらに訴求


食品マーケティング

昭和産業、機能性表示食品ドリンクなど新商品3品を発売
 自在に加工できる植物性新食材ブランド「SOIA SOIYA」も発表
日東ベスト、業務用冷凍総菜に高品質「旨デリ」シリーズ強化


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

井口食品 [麻辣めんたい粉]
顆粒状明太子に花椒と唐辛子をプラス


2024年11月販促カレンダー


今週の大店立地法公示速報


交差点

「レジ袋、大丈夫ですか?」



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