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No.1290-2024/10/28

ライフコーポレーション

「ナチュラルスーパー日本一」を目指してBIO‐RAL(ビオラル)事業の本格展開に乗り出す

No.1290号

2030年度売上高400億円、PB1,000アイテム目標


  ライフコーポレーションは、「Organic・Local・Healthy・Sustainability」の4つをコンセプトにした「BIO‐RAL(ビオラル)」事業を店舗と商品で推進しているが、この3月からBIO‐RAL事業本部を立ち上げ、本格的な事業展開を始めている。


  ビオラルは2016年6月、近畿圏1号店として靭(うつぼ)を開店、首都圏では2020年12月に吉祥寺マルイ店を1号店として開店。現在、単独店を9店舗展開する他、ライフのほぼ全店約300店にビオラルコーナーを設置している。


  岩崎高治ライフコーポレーション社長は同事業について。「社員からの公募で始めたが、やってみたら、差別化につながる、地球にやさしく、環境にやさしくというのは我々の企業理念と合致している。日本一のSMとしてやっていくべきビジネスと、本格的に乗り出した」と説明。日本のオーガニック市場は欧米市場と比べても今の20~30倍に膨れ上がる可能性があり、ポテンシャルが高い。それにビオラルの従業員がローテーションでライフの店に異動するので、商品知識面でのレベルアップが図れ、企業全体としても意義は大きいとしている。


  事業計画を進める海野紀明執行役員BIO‐RAL事業本部長は、「『ナチュラルスーパー日本一となる!』という事業ビジョンを実現するため、体にやさしい、おいしい商品の開発、ビオラルらしい従業員の育成、そうした商品と従業員が揃った店を拡大していくことでブランディングに繋げていく。買い物というよりも店に行くことが楽しい、ビオラルの世界観を楽しんでもらえるような特別な店にしていきたい」と抱負を語っていた。


  計画では2030年度に売上高を現在の100億円から400億円に拡大、店舗数は現在の東西エリアを中心に50店舗まで拡大、PBのアイテム数は現在の約400から1,000にする。商品は食品、惣菜を強みと位置づけ、惣菜はPC、サテライトなどから店舗に提供していく。今後、農産、生活関連品を強化部門、ベーカリー、衣料品をチャレンジ分野として取り組む。


今週の目次




SJW改装店レポート

本社至近の前野町店を改装オープン。生体認証決済を導入
 東武ストア 前野町店


本誌創刊27周年特別企画


セブン-イレブン・ジャパン下期商品政策

現状の最大の問題は客数減と認識。下期、客数増対策に全力を傾注する


流通羅針盤

イオン吉田社長、売上増による荒利総額確保方針をより鮮明に


MD最新トレンド|小麦粉関連商品

スパゲティ、パスタソース、米不足もあって上昇傾向
東武ストア
 スパゲティ増量品がソースを含め全体を牽引
マルエツ
 天ぷら粉以外、いずれも上昇トレンドに
サミット
 プレミックス粉、ほとんどが上昇トレンド
カスミ
 ホットケーキミックス、2ケタ増と上昇傾向
いなげや
 スパゲティは数量、金額ともに上昇傾向
日清製粉ウェルナ
 「マ・マーたっぷりパスタソース」シリーズの新CMを放映


今週の業界トピックス

ファミリーマート
 実質増収増益、既存店売上高36か月連続前年超え
イオン
 ESGイメージ調査で小売業初の総合1位に選出される
イオン
 「イオンの冬ギフト2024」、高単価商品のウエイトを高める


メーカー トピックス

東洋水産
 麺づくり、人気アニメ「五等分の花嫁*」とコラボキャンペーン開催


開店情報


企業動向|味の素AGF

特別な品質、季節を愉しむ、嗜好バラエティの3つをテーマにギフト展開


食品マーケティング|東洋水産

注目の秋冬新商品、マルちゃん正麺から裏メニュー第2弾など登場


マンパワーの育成戦力化とマンアワー確保の処方箋・166

― 生産年齢人口(働く人)激減の諸施策 ― 小澤 信夫


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

道後ピクルス [道後ピクルス]
ピクルス液にこだわった野菜の新たな提案商品


今週の大店立地法公示速報



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