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No.1291-2024/11/04

東海エリア進出20年、愛知県下20店舗 平和堂の「20-20」達成間近 売上高500億円も見えてきた

(愛知県知多市八幡竹後20の平和堂「知多店」で)


No.1291号

  滋賀県彦根市に本社がある平和堂が2004年からグランドタマコシを傘下に収め、05年にヤナゲンなどの事業譲渡を受け、06年に平和堂東海として17店舗でスタートしてから今年で20年。その間、愛知県下を中心に出店を続け、10月25日、愛知県知多市にNSC型の新店舖「平和堂知多店」をオープンした。
  これで愛知県下では19店舗目になった。そして今月、待望の20店舗目が名古屋市守山区に誕生する。米大リーグで活躍する大谷選手風に数字で表せば、平和堂の東海エリア「20-20」は達成間近ということになる。当初は200億円でスタートした売上高も、400億円を超え、目標の500億円も見えてきた。


1物件に5~6社の手が挙がる


◇…名鉄名古屋駅から常滑線で約30分。寺本駅から徒歩12分の所にオープンした平和堂「知多店」は、スターバックスや無印良品も入居するNSCタイプの店舗で、600坪の直営スーパーを展開する。7月に3km南でオークワがスーパーセンターを出したばかりで、間にイトーヨーカドーのGMSもある激戦地だ。


◇…店舗説明会で平松正嗣社長は「愛知県下では広域集客型のNSCタイプの店舗を中心にドミナント出店を進める」とし、この店舗でも「立地選定から出店まで5年はかかっている」と話した。1物件に5~6社が手を挙げ、建築コストも高騰する中での出店は、想像以上に大変だ。


◇…知多店の帰り、名古屋市北東部・守山区に建設中の「守山小幡店」を訪ねた。名古屋の中心部・栄町が始発の名鉄瀬戸線で18分。喜多山駅の北西500mの住宅街の真ん中に建設中で、11月半ばにもオープンする予定だ。この店舗が平和堂の「東海エリア進出20周年、愛知県下20店舗目」となる。*後日、平和堂「知多店」の新店レポートを掲載予定


今週の目次




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セブン&アイ・HD
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平和堂
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