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No.1293-2024/11/18

東武ストア、地元色を強めたMDを展開

万代店舗で脱炭素・環境配慮の商品を展示販売


No.1293号

足立区の学校給食メニューを商品化


  東武ストアは、東武スカイツリーライン竹ノ塚駅前に開店した「東武ストア竹ノ塚店」で地元愛に溢れる店づくりを行っている。同店は足立区西竹の塚にあって、同区内に同社店舗が5店舗あり、スカイツリーラインも通る、同社ファンの多いエリアだ。


  竹ノ塚店では、青果売場から続く主通路の柱周りに「地元 足立区の味」の看板を付けたコーナーを設置。アカベ製菓の食べるきな粉、雷起こし、鈴富製菓の人形焼き、栗まん、スズラン製菓の野菜ウエハス、久助バウム、ワタトー手造り五家宝、大江戸きんつばなど地元メーカーの商品が並んでいる。「各部門で取引先の情報を元に、地域の人なら皆知っているような商品を集めた」(島倉一也東武ストア執行役員商品本部長)と言い、地元に馴染みのない客には珍しい商品が知れ、地域を知る良い場所になりそうだ。


  足立区は学校給食に力を入れていて、「おいしい給食基本理念」を定め、「各校調理方式をとり、天然だし、薄味を基本とし、全て食材から調理し、出来たてを提供する」とホームぺージに掲載されている。先ごろNHKでも紹介されていた。


  こうした評判から同社では、足立区の給食メニューから「えびクリームライス」をアレンジして商品化、竹ノ塚店で販売を始めている。「栄養士が作ったメニューで非常に美味しいと子供たちが喜んで食べている。学校給食というのは、安心安全だというところもあって、扱っている」という。


  同じ惣菜売場では、足立区西新井の丸上食品工業の「ジャンボ餃子」の焼きたて販売を始めている。「元々、当社は取引があって、餃子、ポテト、マカロニサラダ、春雨など結構な金額を売っていて、今回、惣菜売場で餃子を焼いて売ろうかとなった」(島倉商品本部長)と説明。ここで売れれば、沿線の店舗に広げていって、「えびクリームライス」同様、名物商品にしていく考えだ。(2~5頁に関連記事)


今週の目次




SJW新店レポート

駅前立地で鮮度、でき立てにこだわり、地元重視の品揃え訴求
 東武ストア 竹ノ塚店
食品と日用品を取り扱うSM業態。2階奥には圧倒的なフローズン売場
 イオンスタイル 伏見桃山


本誌創刊27周年記念 インタビュー

中小SMに向けた教育研修が加盟社の人づくりに貢献
 協同組合セルコチェーン理事長/
 与野フードセンター取締役名誉会長 井原 實 氏


SJ決算レポート GMS篇 2025年2月期第2四半期決算

前期の好調トレンド継続するもコスト増で減益基調
イオンリテールとIY、営業赤字に


開店情報


今週の業界トピックス

良品計画
 24年8月期増収増益、過去最高を更新
AJS
 イズミヤ・阪急オアシス AJSに新規加盟
ファミリーマート
 カテゴリー横断でスイーツ強化、第1弾はチョコレート13品


2025年1月販促カレンダー


大塚食品|ジャワティ35周年記念イベント開催

食事の味を引き立てる“リセット”体感。
「テーブルドリンク」の魅力に食のプロも納得


今週の大店立地法公示速報


交差点

「トランプ氏の原点」を探った旅



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