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No.1322-2025/06/30

ローソンとKDDI 未来コンビニ「Real×Tech LAWSON」に挑戦

No.1322号

AIサイネージ、スマートシティ、リモート接客、AIPonta、ロボティクス、店内可視化・AIエージェント、3Dアバター遠隔接客ETC…


  ローソンとKDDIは6月23日、高輪ゲートウェイシティTHE LINKPILLAR NORTH6階にリアルとテクノロジーを掛け合わせた未来型コンビニ「ローソン高輪ゲートウェイシティ店」を始動させた。同店舗と来月KDDI本社内にオープンする店舗はKDDIが直接運営する実験店舗になる。AIやロボットなどのデジタル技術を使った未来のコンビニ店舗でKDDIの技術を活用した。AIを搭載したカメラがお客の行動を分析して、商品を推奨してくれるほか専門スタッフが遠隔で接客し、服薬の指導や携帯電話の機種変更ができる。


  人手が限られる中、飲料の品出しと在庫の把握を同時に行うロボットや自動で清掃や調理ができるロボットも活用する。AIサイネージ、遠隔接客プラットフォームを導入。清掃・飲料陳列・自動調理など各作業にロボットを活用。DXによる顧客体験の向上と生産性改善など課題解決を両立させる。2店舗の実証結果に基づき、効果が確認できたものは順次全国への拡大していく。


  ローソン竹増貞信社長は「リアルとテクノロジーを掛け合わせて、新しいコンビニを提案する。KDDIのつなぐ力を借りて、データ分析などによる顧客体験の向上とともに、オペレーションも改善し、生産性を高める。30年度までに店舗オペレーションを30%削減し、売上を30%高める」と抱負を述べた。


  KDDI松田浩路社長は、試行錯誤を重ねてオープンにこぎつけたとし、「通信とデジタルのチカラでローソンに貢献する。この店は未来に向けた実験場。ここの実験で得たものが日本全国に広がっていき、地域のさらなる発展に貢献していく。店舗の運営をさらに効率化することもKDDIに求められている」と、コンビニ運営のさまざまな側面をローソンとともに改革していく想いを語った。


今週の目次




SJW新店レポート

生鮮4品を1か所にゾーニングしてタイパのMD重視した駅前SM
 いなげや 保谷駅前店
幹線道路沿いを武器に。トヨタなど車客の帰宅時需要に期待がこもる
 オークワ 豊明店


流通羅針盤

成長拡大路線をひた走るロピアに死角はあるか


新 激戦地 ストアシーイングMAP

西宮今津周辺 兵庫県|西宮市・尼崎市


今週の業界トピックス

日本生活協同組合連合
 25年度女性初のトップに新井ちとせ氏就任
イオン
 2025年度末までにすべてのトップバリュ商品を環境配慮型商品へ
日本ショッピングセンター協会
 新会長に三井不動産会長の菰田正信氏就任


開店情報


フリーデン |2025年の豚肉市場とやまと豚の新戦略

無塩せき新シリーズ「フリーデンナチュラル」登場
一貫体制による品質保証で「品質が語れる豚肉」を目指す


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

辻製油 [鯵わいドレッシング]
未利用魚を有効活用したクリーミーなドレッシング


今週の大店立地法公示速報


交差点

SNS時代の「マグロの解体ショー」



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