
買い物が「環境保全」につながる
持続可能な食品物流に向けた取組みを進めるSM物流研究会が首都圏4社(サミット、マルエツ、ヤオコー、ライフコーポレーション)で発足して2年半が経過している。この間首都圏SM物流研究会、次いで関西物流研究会を設け、実務を推進するための、様々な課題解決を月一回のペース討議している。直近では、SM物流研究会に新たにマルアイ、京成ストアが加わり21社体制で精力的に活動を続けている。
1)荷待ち・荷役作業等の時間短縮並びに「改正物流効率化法」の施行に合せた対応、2)4つの分科会の取組み(パレット納品の拡大、共同配送、生鮮物流、チルド物流)を継続して推進、3)関西エリアでの物流課題を研究し、課題解決に取組む、の3項目を掲げている。
荷待ち時間の計測状況。活動を開始した時は、15%程度で荷待ちが1時間を超えていたが、直近では、98.2%のトラックが1時間以内に収まっている。現在は荷役時間の短縮を図ることで、さらなる荷待ち・荷役作業等の時間短縮を目指している。
パレット納品拡大の分科会では、菓子メーカー、即席麺メーカーと意見交換を行い、3つの課題が見えてきた。両メーカーの担当者に小売りのセンターの状況を見てもらい、すべての商品のパレットの納品は、すぐには難しいことが分かってきた。
パレット納品が目的ではなく、荷待ち・荷役の削減が目的であることから、当面特売等の物流量の多い時のパレット納品を要請している。配送効率を高めるために、加工肉メーカー、物流事業者、小売りで、仮説を立てながら、「運用コスト」、「入荷時間」、「現状成立性」の条件をクリアした共同配送ルートの確立を模索している。
生鮮物流も小売りだけで考えるのではなく、サプライチェーン全体で効率化を図る方向で検討を進めている。チルド物流も生鮮物流と同様に相手の困りごとを一緒に解決していく形で、関係者間で問題点を洗い出している。
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