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No.1336-2025/10/13

イオンモール須坂

北信エリア最大級の食物販ゾーンで地元商店の街を創出

―須坂の「蔵」の趣を残して現代風にアレンジしたストリート―


No.1336号

地域コミュニティの場づくり進める


  イオンモールとして長野県内3店舗目、全国では154店舗目として10月3日にグランドオープンした「イオンモール須坂」。開店前のソフトオープンの7日間で25万人が来店。須坂市だけでなく北信エリアからもお客が詰めかけ、盛況の中で幕を開けている。


  総賃貸面積約63,000㎡、駐車台数3,700台という規模で専門店が約170店入るリージョナルSC。


  イオンモールは「地域と共に暮らしの未来をつくるライフデザインデベロッパー」(大野恵司イオンモール社長)として、地域との共生に力を入れている。中でもイオンモール須坂では、北信最大級という1階の食物販ゾーンでは地元企業が多く出店。特に須坂の蔵の趣を残しつつ、現代的な空間にしたという「SUZAKA蔵」では、須坂市のブースとして「畑と台所」が出店、シャインマスカットなど市の特産品などを県外に発信する。


  この一画には、長野県を発祥の地とし、イオンモール幕張新都心で初出店し今や全国展開している「久世福商店」も地元企業として出店。この他、漬物、和菓子、タルト&カフェ店などが出店。長野市の人気七味唐辛子専門店「根元八幡屋礒五郎」、「金龍飯店」などが軒を連ね、須坂に馴染みの商店街が現出したような感じだ。


  また、施設面でも「地域コミュニティの場づくり」に配慮がなされている。屋外には約4,500㎡のオープンガーデンを設置。豊かな緑と花が広がる庭園で、子どもの遊び場、イベント広場があり、東屋で休んだり、ペットを連れて散歩もできる。


  屋内でもモール正面のフロアは広くイベントスペースとして使え、「これらの施設で学校行事、地域行事などいろいろなイベントを地域と共に行っていきたい」(大野社長)と、須坂市だけでなく、長野市、千曲市、中野市、飯山市などを含めた北信で、モールが新たな街づくりの核になりそうだ。


今週の目次




SJW新店・改装店レポート

生鮮で圧倒的な「旬」を訴求する食品スーパー、2つのDSが混然一体
 スーパーマーケットバロー 東岸和田店
24時間営業へ移行。レイアウト刷新と鮮度維持を強化
 エコスTAIRAYA 幸手店


この食材 きほんの基本(67)|かぶ

大中小など大きさ、白赤青黄など色で種類が多岐にわたる


今週の業界トピックス

ブルーゾーンホールディングス(ヤオコー)
 会社設立と同時にアクティブに動く
イオン
 トップバリュ、今春に続き10月1日より60品目値下げ
ウエルシア薬局
 食品強化型のドラッグ&フード業態の多店舗開始
平和堂
 連結・単体ともに増収・増益。子育て世代ニーズに対応
オークワ
 増収・増益。価格転嫁進むが、買いやすい価格帯の商品も用意


メーカー トピックス

味の素AGF
 若手焙煎士大会「1ST CRACK COFFEE CHALLENGE 2025」に協賛
ケンコーマヨネーズ
 2026年春夏 新商品発表会。減塩ドレッシングなど5品


開店情報


今週の大店立地法公示速報


交差点

町に根付く岸和田の「だんじり祭」



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