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週刊ストアジャパン

No.1048-2019/10/14

今週の表紙

「こんなお店を待ってたのよ」。売場で聞いた、お年寄りの声

シェフカワカミ彩都店(大阪府箕面市)

「味と鮮度の一番店」目指す


  大阪万博が開かれた千里丘陵の北東に広がる新興住宅地「彩都(さいと)」。開発が進まなかった時期もあったが住環境が再評価され、高層マンションの建設も進んで人口も増えて来た。この地に8月1日、小型のスーパー「シェフカワカミ彩都店」が開店した。北摂地域では、「こだわり食品を手ごろな価格で提供する」と評判の店舗だ。若手の川上誠一郎社長が率いる店舗を取材した。


  千里中央駅から大阪モノレールで終点の彩都西駅まで。南に1kmほど戻った幹線道路沿いの傾斜地に建てられた。売場面積は200坪と小ぶりで、欧米でよく見かける小型高級スーパーのような雰囲気だ。個々の商品は「こだわり品」も多いが、全体的に価格は抑え気味。


  店舗の中央部にせり出したデリカの対面コーナーは、あまり品目は多くないが手作り感満載の商品が多い。カメラを構えていると、一人のお年寄りが女性従業員に、何か話しかけている。


  近付いて、話の輪に加わらせてもらった。「ここのピザはおいしいの。でも、半分でも食べ切れないから、これの半分にしてと頼んでたのよ」。ベーカリー担当の女性は、にこにこ応対しながら、惣菜の担当者にピザを手渡した。


  「ハイハイ、どうぞ」と男性従業員はお年寄りに、さらに半分に切ったピザを持って来た。「私ね、もう85歳なの。近くに娘が住んでるけど、独り暮らし。ここにお店が出来てから1日おきに買いに来てるわ。15分かけて。こんなお店を待ってたのよ」と話す。


  人手不足の昨今だが、彩都店のオープンでは、普通は募集に苦労する惣菜のパートの応募者が多かった。「シェフカワカミ」の名にひかれたのだろうか? 「味と鮮度の一番店」を目指す彩都店のことは、毎日の食卓の話題に上っている。(次号に「シェフカワカミ彩都店」の新店レポートを掲載)


今週の目次





本誌創刊22周年記念特集転
換期迎えた、チェーンストアの商品政策

 ミレニアル世代の「ファミリーヤング」取り込む
  いなげや取締役商品本部長 本杉 吉員 氏
 増税後の価格競争に巻き込まれず、終始一貫商品の“質”を追求する
  セブン-イレブン・ジャパン執行役員商品本部長 高橋 広隆 氏


今週の業界トピックス

 新日本スーパーマーケット同盟 4つの分科会で提携を推進
 CGCグループ 神鉄エンタープライズが新規加盟


ミールキット特集 |SM業界で拡販が進むミールキット(上)

 時代の流れに合わせ、簡便で手作り感が特徴
  イオントップバリュ㈱ 取締役マーケティング本部長 和田 浩二 氏


SJW新店レポート

 ミールキットやレンジアップを充実。ニトリとの共同出店で相乗効果を期待
  とりせん 高崎倉賀野店
 狭いながらも、こだわりの商品で差別化できる。「待ち兼ねた開店」に
  ライフ 箕面桜ケ丘店


食品マーケティング

 日清フーズ、機能性表示食品の販促強化へ
 *常温パスタソース&冷食で「食物繊維」摂取アピール
 *乾スパの早ゆで4分、小麦全粒粉入り導入


今週の大店立地法公示速報


交差点

対応だけでなく応対が大事




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