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週刊ストアジャパン

No.1004-2018/11/12

今週の表紙

近商ストア「とくし丸」に同行。買い物難民の現状

(大阪・泉北ニュータウン)

「ありがとう」の言葉が励み


  「買い物難民」解消の切り札として期待が高まっている移動販売の「とくし丸」。全国で300台を超える車が走り、日販10万円台の売り上げがある車も出てきた。  関西の中堅スーパー「近商ストア」は奈良の生駒地区に続いて、大阪南部に広がる泉北ニュータウンの槇塚台周辺でも巡回を始めた。現地での販売に同行する機会があった。そこから見えてきた、移動販売の実態とは?


  老朽化で建て替えるため、10月から1年休業に入った近商ストア槇塚店。たちまち困ったのが付近の住民だが、「とくし丸」による個別販売が始まり、「駅まで出なくて済む」と好評だ。


  近商ストア松原店では、朝9時前から担当者による商品ピッキングが始まっていた。肉や刺身、パンなどを店内で厳選、冷蔵設備が完備した軽トラックに積み込む。惣菜を含めた生鮮の構成比は62.8%だ。約1,000品を満載し、出発した。


  約40分で槇塚店近くの団地に着いた。「とくし丸」の歌が流れると、周辺の建物から一人暮らしのお年寄りが、ポツポツと集まってきた。滞在時間15分の来店は12人で、売り上げは15,000円だった。


  団地をグルグル回るのかと思っていたが、次に訪れたのは個人宅だった。どの家も100坪は下らない立派な“お屋敷”ばかりだ。「階段を降りるのも大変。この前頼んだお豆腐持ってきてくれた?」。午前中だけで10数カ所こなした。


  この日は、移動スーパー担当の村田年朗・企画開発部長が同行、3人態勢で回った。天候に関わらず、決まったルートを効率的に回る重労働だが、利用客の「ありがとう」の言葉が励みだ。個人事業者を募集中で、希望者との間で話が進んでいるという。(P24の「交差点」でも、関連記事を掲載)


今週の目次





今週の業界トピックス

 ライフコーポレーション 近畿圏物流の再構築へ、平林総合物流センター稼働
 セブン‐イレブン・ジャパン 都内初の移動販売「セブン安心お届け便」を開始
 平和堂 衣食住に加えて「遊」を重視し、イベント強化


メーカー&ベンダー トピックス

 亀田製菓 初の大豆原料で乳酸菌入りおつまみを新発売
 三菱食品 第2四半期決算は増収増益
 マルハニチロ 第2四半期は減収減益
 東洋水産 赤いきつね、緑のたぬきでキャンペーン
 日清製粉グループ 第2四半期決算は増収増益


今週の開店情報


SJW新店レポート

 旧GMSを解体し、ワンフロアの新SMで、生鮮と惣菜に特化
  ヤオコー 北本中央店
 新しい店づくり推進PTの検証を踏まえた最新SSM
  マルエツ 志木幸町店


SJ決算レポート SM篇  2019年2月期第2四半期

 既存店売上プラスは8社で、2%以上の増加はベルクとライフ
 増収は15社となり、増益は17社


企業動向

 昭和産業、上期増収大幅増益で折り返す


食品マーケティング

 冷食、米飯(皿メニュー)の競合より強まる
 * マルハニチロは多様化路線で下期は「王様のソテーピラフ」強化
 * 缶詰はさば缶需要沸騰で「びん詰 さばそぼろ」を販促中


今週の大店立地法公示速報


交差点

利用客の「生の声」を聴いた




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