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週刊ストアジャパン
No.1317-2025/05/26
今週の表紙
「世界で最も品質に妥協を許さない消費者がいる日本で、コメが販売されるのは歴史的なこと」(ジョージ・グラス大使)。
イオンは、5月13日米国大使館で開いた発表会で、カリフォルニア産カルローズ米を100%使用した新商品「かろやか」を6月6日から発売すると発表。
コメが不足気味な都市部を中心に約600店舗で販売する。価格は4キロで2894円(税込)、総取扱量は1万4千トン、特に供給量がひっ迫する夏場の3か月で販売する。消費者からの「コメが手に入りにくい」「価格が高く、気軽に買えない」の声を受けて販売するもので、コメ離れを防ぐ意味合いもある。
イオン土谷美津子副社長は「選べる自由と供給の安心の両立することを目的に国産米を大切にしながらも、カルローズ米を取り扱うことで選べるという新たな選択肢をお客様に提供する」と述べた。発表会には、ジョージ・グラス駐日大使も参加し、「食品の価格高騰で生活が厳しい中、今回の米輸入はこれ以上ない絶好のタイミングになる。食品の安保がエネルギー安保と同じぐらい重要な時代に、信頼できる食品の供給者として、米国の果たす役割は大きい」と話した。
今回売り出す輸入米は政府によるミニマムアクセス米ではなく、通常関税が掛る民間による輸入になる。「価格が高止まりで、あすの食事にも困っているという声もある。パンやパスタの数字が非常に伸びており、お米文化から遠ざかるのではないかと不安を感じている」(土谷副社長)。
カルローズ米は国産米とは異なる特性や食感を味わえ、楽しむことが出来る。国産米よりやや硬めであることからリゾットやブイヤベースに合うほか、ピラフなどをパラっと軽い食感に仕上げることができる。
大使館の発表会では、コメを使ったサラダ2種類、スープライス(ブイヤベース)、サラダ巻きすし、リゾット、ピラフ仕立て、デザート2種類(ムース、タルト)の8種類のメニューが提案された。コメ不足を背景に輸入米が増えることで、日本の米農家への影響を不安視する声も聞かれる。
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