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週刊ストアジャパン

No.1026-2019/04/22

今週の表紙

プロをうならせる鮮魚。人が支える「創業精神」(フレッシュ佐武=富山県高岡市)

市場の休業日。変わらぬ人気


  「困ったな、きょうは…」――開店早々のスーパーで、ラフな服装の男性らが、つぶやきながら鮮魚売場を回っている。この日は地元の魚市場が休みで、魚種が少なかった。男たちは白衣に、長靴姿の従業員を見付けると「何がある?」と矢継ぎ早に問いかける。富山県高岡市で、1店舗だけで展開するユニークなスーパー「フレッシュ佐武」が新店舗に建て替えたと聞いて、7年ぶりに取材した。


  北陸新幹線の富山と金沢の中間駅になるJR新高岡駅から北西に4kmほどの幹線道路沿いにあるのが「フレッシュ佐武」だ。ここは、鮮魚の売上構成比が3割を超え、青果、精肉、一般食品に至るまで、「こだわり尽くし」の商品が並ぶ。


  第一線を退いた佐武俊作会長が一代で築き上げた店舗で、49年の歳月を経て建て替えられた。元々は青果商だったが、氷見、新湊港などの新鮮な魚介類を独自のルートで仕入れ、前処理を徹底。安全・安心な商品を数多く取り揃えたことで、不動の地位を築いた。


  店舗の新築に先行して、従業員用の駐車場だった場所に、衛生管理が行き届いた最新の惣菜作業場を完成させた。こだわりの調味料を使ったおかずや名物の漬け物などが、ここで生産される。「日本食を守りたい」という創業精神は、長男の慎一社長をはじめ、総勢90人の従業員に引き継がれた。「組織経営」に進化した形で、寿司店や居酒屋のプロをうならせる。


  「ここはね、日本一のスーパーなのよ。ちゃんと写してね」。レジの従業員と話をしながら、こんなことを言う人がいた。10kmぐらい離れた砺波市から、週に3度は買いに来るファンの1人の主婦だった。(P08~11に「フレッシュ佐武」の新店レポートを掲載)


今週の目次





今週の業界トピックス

 ローソン 今期、加盟店の働き甲斐のある事業体を目指す
 セブン-イレブン・ジャパン 教育強化で退職者を防ぐのも人手不足対策
 良品計画 500坪以上の大型店を2020年度までに100店展開
 ポプラ 無人AIレジを都内の「生活彩家」で実験導入


メーカー トピックス

 東洋水産 マルちゃんやみつき旨辛=即席カップ=新発売


今週の開店情報


SJW新店・改装店レポート

 創業者の強烈な思いを受け継ぐ「組織経営」で一軒店を守り抜く、新たな歩み
  フレッシュ 佐武
 時短レイアウトと小容量品で「サッと買物できる」店づくり
  そうてつローゼン 川崎アゼリア店
 健康と簡便商品を強化、テナントでドラッグストアが入店
  クイーンズ伊勢丹 杉並桃井店


2019飲料・食品戦略|大塚食品

 数量・売上ともに過去最高と好調のマッチ
  マッチ ゼリー投入で更なる飲用シーン、ユーザー層を開拓


ニューチャレンジ |フレッシュ佐武/GSK

 自然相手の鮮魚。天然物にこだわる


巷で秘かに売れ始めている 注目!フーズ&ドリンクス

 宝福一 [じゃことらっきょうの生ラー油]
 カレーより、ご飯やお酒に合うらっきょう


今週の大店立地法公示速報


交差点

謎だらけの水産物禁輸




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