New!
週刊ストアジャパン
No.1332-2025/09/15
今週の表紙
―積極投資で最速でのIPOを目指す―
世界的な投資ファンド、ベインキャピタルが8,000億円超を投資してセブン&アイ・ホーツディングスから譲り受けたヨーク・ホールディングスが9月1日、新体制で発足した。同時にセブン&アイ、創業家が再出資し、保有割合はベイン60%、セブン&アイ35.07%、創業家4.93%でスタート。一体運営で最速でのIPOを目指す。
ベインは1984年に米国ボストンで創業、現在全世界で約28兆円の資金を運用。日本では小売消費財分野では、キリン堂、すかいらーくなど約40件に投資している。
9月3日にヨークフーズMARK IS葛飾かなまち店開店に合わせて同ホールディングスの戦略説明会が開かれ、ベインキャピタル・ジャパン・LLCパートナー兼日本プライベート・エクイティ共同責任者の西直史氏がヨークHD再生に向けて熱い思いを語っていた。
「第一四半期は結果が出ている。今後も店舗改革、コスト競争力強化など構造改革はするべきだが、コスト競争力強化だけやっていても仕方ない。全てお客様に還元しお客様に喜んで頂き、結果として会社の成長につながるというポジティブなサイクルを作っていくことが大事。そのため、これから攻めに転じ、商品力の強化、マーケティング、販促を見直して皆さまの認知を高めていく。バラバラに経営されていた各事業会社のシナジーをより効かせていく。ヨークフーズはヨークベニマルの知見を活かして店が作られていると認識している。こうしたシナジーをさらに活かして、専門店を含めたIYの館をより魅力的にして、更なる成長に繋げていく。それがコスト競争力強化よりはるかに大事。新店、改装、IT、デジタル、M&Aを含めて積極的な投資を規律をもって行う。我々のグローバルな知見、不動産の知見などを活用してできる限りのご支援をしていきたい。
ただ、我々はあくまでも株主であってサポーター。大事なのは経営者、従業員の皆様の努力と頑張り。それがあって会社の成長、再生、さらにはIPOが実現される。我々は信頼される株主として誠実にバリューアップのお手伝いができればと思っている。」
ヨーク・HD
新ヨークHD、数千億円の積極投資も、IYはフード&ドラッグに特化
三菱地所
人口密集地の市街地再開発「MARK IS葛飾かなまち」開設
セブン-イレブン・ジャパン
新しいセブン-イレブンを感じてもらえる新CM発表
ビバレ・ジャパン
「ほおばるような温州みかん&グレープフルーツ」新発売
山形屋商店
「仙台麸」伝統食品を現代市場へ
小川珈琲
期間限定シリーズ「秋珈琲」「冬珈琲」を発売
日清製粉ウェルナ2025年秋新製品発表
「もちもち生パスタ」シリーズを冷食と常温で発売、今期は生パスタに注力
即食・簡便強化とライブ感を融合。地場商材を充実させ差別化
東急ストア 都立大学店
江戸で誕生した健康的成分たっぷりの緑黄色野菜
ニップン、2025年秋冬新製品発表(中)
急成長の「よくばり」シリーズに韓国メニュー投入
味の素AGF、秋冬新製品、ちょっと贅沢な珈琲店は12品種を新発売(上)
コーヒー市場環境の変化に対応し、ブランド価値と生活者体験を強化
名字から「STAFF」表記に